
はじめに
BIツールとは、企業が保有する多種多様なデータを収集、統合、分析し、視覚的に表現することで、ビジネスの意思決定を支援するソフトウェアです。
私は、仕事でLooker Studio、Tableau、QuickSightについて触れる機会がありました。
今回は、それらがどのように異なるのか、比較したいと思います。
なぜ、建設業界にBIツールが必要か
建設業界は、長らく属人的な作業や経験則に頼ってきた側面が強いため、データ活用の遅れが目立っていました。しかし、近年ではIoTセンサーや建設現場のデジタル化が進み、大量のデータが収集できるようになってきました。
しかし、現状では、以下のような課題があると考えられます。
- データのサイロ化: 各システムで収集されたデータが連携されておらず、全体最適化が難しい
- データ分析の専門人材不足: データ分析のスキルを持つ人材が不足している
- データ活用の文化が根付いていない: 経験則を重視する風土が残り、データに基づいた意思決定が進んでいない
BIツールを導入することで、これらの課題を解決し、建設業界の生産性向上や意思決定の迅速化に貢献できます。
- データの一元化: 異なるシステムから収集されたデータを統合し、一元管理することで、より深い分析が可能になります。
- データ活用の促進: データを簡単に活用する環境を整えることで、データへの関心が高まり、客観的事実に基づいた判断が可能になります。
- 可視化による意思決定の効率化: 複雑なデータをわかりやすく可視化することで、経営層から現場の作業員まで、誰でもデータに基づいた意思決定を行えるようになります。
- 生産性向上: 工期遅延の原因分析、資材の最適化、作業員の効率的な配置など、様々な場面で生産性向上に貢献します。
それぞれのBIツールの特徴
それぞれのツールの特徴は、以下です。
Looker Studio
- 強み:Google製品との連携のしやすさ、無料プランの充実、直感的な操作性
- 弱み:高度な分析機能が不足している場合がある、データソースの接続に制限がある場合がある
無料で使えるという点が、大きなメリットであると思います。一般的なダッシュボード作成については、十分な機能があると感じています。

Tableau
- 強み:豊富なビジュアライゼーション機能、高いカスタマイズ性、データ分析の専門家にも人気
- 弱み:導入コストが高い、学習曲線が高い
できないことがあまり見当たらないくらい、機能が多いです。学習曲線が高いと言われますが、高度な機能を使わなければ、比較的すぐ使いこなせると思います。

QuickSight
- 強み:AWSとの連携がスムーズ、コストパフォーマンスが高い、機械学習機能が搭載されている
- 弱み:他のツールに比べて機能が限定的である場合がある
Tableauに比べれば、少し機能が限定的と言われることがあるようです。

どのツールを選ぶべきか、については、以下のように考えられると思います。
- シンプルで手軽に始めたい場合: Looker Studio
- 高度な分析やカスタマイズを行いたい場合: Tableau
- AWS環境で統一的に運用したい場合: QuickSight
選ぶ際のポイントは以下です。
- データ量と種類: 扱うデータ量や種類によって最適なツールは異なる。
- 分析の目的: 予測分析や高度な統計分析が必要か、シンプルな可視化で十分か。
- 予算: 各ツールのライセンス費用や導入コストを比較する。
- スキルレベル: データ分析のスキルレベルによって、ツールの使いやすさが異なる。
各ツールにはそれぞれ特徴があり、最適なツールは企業の状況や分析の目的によって異なります。複数のツールを比較検討し、自社に最適なBIツールを選択することが重要です。
株式会社manaでは、企業のBIツール導入をサポートします。
まずは、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。